なぜか左手の小指が、キリキリと痛む…


ふと左手を見ると、左手の小指に女の子の小指が残っていた!!

必死に小指を外そうとするが、全く動かない――


何度手を振ろうが、どんなに力を加えようが全く外れない!!


【約束の証】…

この小指を見る度に、私は必ず約束を思い出すだろう。



画像と約束。
2つの重圧に、今にも心が折れそうだ…


どちらも解決の糸口さえ掴めていない。


何よりも…

なぜ私なのか?
なぜ私が、こんな事に巻き込まれているのか?



私は思い切り、大声で泣きたい気持ちだった…


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