ポケットから携帯電話を取り出すと、震えながら開いた…


すると、メールが勝手に開き、自動的に画像をダウンロードしていた!!


私は必死に中止しようとしたが、キー操作が出来ない!!



▽…ダウンロード完了しました…▽



また待受画面が、あの画像になっている…


私はこの時、画像を見て改めて感じた。

この少年の絵は、この男の子に間違いない。


あれ…?

なぜか、白抜きの少年の片目が赤く塗り潰され、赤に飲み込まれている。


「僕の邪魔をしたり、逃げようとしたら少しずつ絵が赤くなるからね…

その絵が真っ赤に染まった時、僕はまた来るからね。

また僕に会えるよ…ふふふ」


そう言って男の子は立ち上がり、私の方に向かって歩き始めた!!

濡れた足音が近付いてくる――


ピシャ…

ピシャ…

ピシャ…


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