椅子から立上がり振り返ると、両親はまだ一生懸命議論している。
仕事の話みたいだが、2人に何の接点があるのだろう?
ダイニングから、階段の裏に出るドアを開け廊下に出た。
広い家の人がいない場所は何とも言えない静けさと、不気味な薄暗さで時々鳥肌が立つ…
そういえば――
鳥肌が立ったり背筋に寒気を感じる時は、近く必ず霊がいると何かの本で読んだ事がある。
そんな事を思い出しながら、私は階段を上がった…
6歩程度歩くと、直ぐに私の部屋だ。
自室のドアを開けようとした瞬間、なぜか全身に鳥肌が立った――
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