男の子が立ち去ると一気に全身の力が抜け、私はベンチにもたれかかった… 「邪魔」とは、一体何の事だろう? 私には全く、思い当たる事がない… だけど理由はともあれ、自分の身に危険が迫っている事だけは強く感じた。 なぜ、こんな事になっているんだろう? 考えれば考える程、私の頭は混乱した。 そこにようやく、上りの電車が到着した。 私は電車に乗ると、そのまま乗車口に立ち窓の外を眺めていた。 不意に、ポケットの中でマナーモードにしていた携帯電話が着信を知らせた。 .