こんな所に、なぜ1人きりで幼い子が…? 少し違和感を覚えたが、私は優しく声を掛けた。 「どうしたの?」 シクシクと泣きながら、その少女が答えた。 「いなくなったの…」 え…いなくなった? なんだ迷子なのか。 「ねえ、探してくれる?」 「うん、一緒に探してあげるよ」 「約束…ね。 お姉さん、約束ね…」 周囲に人影は見当たらない… とりあえず、交番に行ってみた方が良いだろう。 「じゃあ、行こ――」 少し目を離した隙に、少女の姿が消えていた… .