頭を踏み付けて反応を確かめると、私の前にしゃがみ込み、大きくため息を吐いた――
「それが…
あの男の子の怨霊が出現し始めてから、皆の態度に変化が生じた。
自首しようだの、解散しようだの、勝手にそんな事を言い始めたのよ!!
私に言わなきゃいいのにね…
私は一度友達を裏切ったあの4人を信用していなかったし、警察に自首でもされると私も捕まっちゃうし…
男の子の怨霊のせいにして1人ずつ、首を絞めて殺してやった!
あははははは!!
私の手小さいし、ちょうど良かったのよね!!」
「さ、佐知子…
あ、あんた、悪魔でもそんな事しないわよ……」
立ち上がろうとしても、もうどこにも力が入らない。
「あらあら…
まだお話出来るの?
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