更に鉄パイプで、何度も後頭部を打たれた!!

私の意識は、少しずつ薄れていった…


「それでね…
辞めたボーカルの後釜に、私が転がり込んだの。


ねえ順子、ちゃんと聞いてる?

もう余り聞こえてないか…


あははははは!!


そうしたら、暫くすると前のボーカル自殺しちゃうし…

山岸さんは、やたらと文句言ってくるし…


騒がれると面倒だから『殺しちゃえば?』って言ったの。

冗談のつもりだったんだけど、皆本気にしちゃっていきなり呼び出ししてるしさ!!


だけどいざとなると追い回すだけで、誰も殺せやしない。

だから私が殺してあげたのよ…


暇潰しにね――!!


楽しかった…
あの表情、あの悲鳴。


あははははは!!」


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