私はロッカーの前に、俯せに倒れ込んだ――


「さ、佐知子…」


佐知子は、私の頭元に立つと笑いながら話し始めた。


「馬鹿ね順子…

見ても分かる様に、山岸さんは私が殺したのよ。

元アーチェリー部の、県代表に選ばれた事もある私がね!!



楽しかったなあ。
メンバー4人に追わせて、狩りをする様に私が仕留めるのは…

あははははは!!



ジワジワ追い詰めてね…


片足を射抜き、動ける範囲を狭くしておいて、また追い詰めて…
もう片方の足を射抜くの。

あの這いつくばって逃げる姿…
笑いが止まらなかったわ!!


あははははは!!


最後に頭を射抜く時は、少し悲しかったけど…

だって、もう遊べないんだもん!!


あははははは!!」


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