私はロッカーの前に立つと、一気にロッカーを開けた。
その瞬間――
なぜか私は、突然目の前が暗くなった。
な、なに…
何なのこれは――!!
私の頭から頬を伝い、ポタポタと何かが滴り落ちてくる…
ガン!!
ガン!!
強い衝撃と共に、一瞬目の前が真っ暗になった――
目の前ロッカーには、山岸さんの遺体が入っていた。
頭に何本も、矢が刺さった遺体が――!!
佐知子の声が、静かだった部屋に響き渡った!!
「あはははは!!
馬鹿だね順子!!
本当にお人好しだよ!!あははははは!!」
な…
なに…?
私の頭から滴り落ちてきているのは……血?
「順子…
あんたさえ居なくなれば、もう誰もこの事を知る者はいなくなるのよ!!
ありがとう、忌々しい怨霊を浄霊してくれてさ!!
あははははは!!」
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