何か夕食の時とは違う、緊迫した空気が流れていた――
そんな重苦しい空気の中、父が静かに話し始めた…
「父さんと母さんは、正式に離婚する事に決めた。
父さんは、明日家を出て行くから…
順子、お前は今まで通りこの家で母さんと暮らしなさい」
「お母さんも、よくよく考えた末の結論だから…ね」
え――…
突然何を言ってるの?
しかもこんな時に!!
今日の夕食は、最後の晩餐だったって事?
ついさっき首を絞められた時の苦しさと同じくらいに、徐々に呼吸が苦しくなる…
頭が真っ白になり、今まで我慢してきた苦しさと切なさと…そして怒りが一気に爆発した!!
「な、何よ…
何で勝手な事ばかり言ってるのよ?
2人共、私が今どんな状況か分かってるの…
私は明日にも、死ぬかも知れないのよ?
ついさっきも殺されかけたのに!!」
「じゅ、順子…
あ、あなた何を…」
「うるさい――!!
私は心配させない様に、ずっと1人で考えて戦ってきたのに…
何でそんな勝手な事ばかり言うの!!」
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