気が付くと、私はいつの間にかリビングのソファーに寝かされていた。
痛たた…
後頭部がガンガンする。調子に乗ってワインを飲み過ぎたかな。
壁に掛けられた時計を見ると、もう23時を回っていた。
一体何時間寝ていたんだろう?
早くシャワー浴びて寝ないと…
ああ、まだ頭がクラクラする…
階段を手摺り掴まりながら何とか上がり、自室のドアを開けた。
入口のスイッチを入れ電灯を点け、そして荷物を机の上に置こうと足を出した瞬間――
天井から、男の子が飛び掛かって来た!!
体当たりされた勢いで、私は成す術もなくベッドの上に仰向けに倒れ込んだ。
そこにすかさず男の子が馬乗りになり、私の首を凄い力で絞めつけてきた!!
「あれほど…
あれほど、余計な事はするなと言っておいたのに!!」
「ガ…
グ………
あ…あなだ…
や…やまさぎざんでじょ…グ………
ぼうや…やめで……」
私には男の子の姿が、山岸さんに重なって見えた…
泣いてる…
泣いていたんだ――
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