電話を切った後、画面表示を見るともう18時前だった。
今日はもう帰ろう…
色々あり過ぎて、頭も身体も疲れ果てた。
佐知子…
明日まで無事なら良いけど心配だ。
今狙われてるのは、間違いなく佐知子だ。本人も当然、分かっている筈なんだけど…
いずれにしても、明日全てが明らかになる。
私は家路に着いた…
高山駅に着き改札を抜けると、空は真っ暗で激しい夕立が降っていた。
私は傘を持っていなかったし夕立だったの、で暫く駅の隅で雨宿りする事にした。
雨の様子を確認する為に空を見上げていると、手に何かが触った…
ハッとして触れた側の手を見ると、赤い服の女の子が俯いて立っていた!!
慌てて身体を退こうとする私の手を強く握り、顔を上げて微笑む雨の中に走って行った…
「もう少しだから…」
そう言い残して――
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