「な、なんだ… 知り合いだったのか?」 「は、はい。 本人が言わないし聞かないから、全く知らなくて…」 よし、直ぐに連絡してみよう。今は一刻を争う事態だ。 「すいません。また後日必ず来ます!!」 「お、おいおい… やけに慌ただしいな」 私はベンチから立ち上がると、急いでスタジオを出て駅前通りに走った。 路地裏は元々電波状態が悪いが、スタジオは地下で電波が全く届かない。 駅前通りまで出ると、息を整えてから佐知子の携帯電話を鳴らした… .