その譜面をよく見ると、裏に文章が綴られていた…
僕の想いを、この歌に託す――
君も知ってる様に、僕はとても弱い人間だから…
音楽を取り上げられてしまった事…
それが、信頼していた仲間の裏切り行為だったという事…
これらの事に、僕は耐えられそうにはない。
あんなに好きだった音楽と、あんなに信頼していた仲間…
僕は一度に、全てを失った。
この心の空白を、もう僕にはどうしても埋める事は出来ない…
ごめんよ。
君を一人にしてしまうね…
ごめんよ。
あの時の約束は、もう守れそうにない…
ごめん。
本当にごめん…
きっと、君は怒るだろうね。
僕が先に逝く事を…
そして、思い切り泣くだろう。
こんな僕の為に…
これは、僕の弱さのせいだ。
誰のせいでもない…
君の事が心配だ。
僕は誰も恨んでなんかいない。
本当に誰も、恨んでなんかいないんだよ…
だから君も、誰も恨まないで。
もし恨むなら、僕を恨んで欲しい…
全てを、
この歌に託す……
.



