怯えながら携帯電話を開くと、待受画面の絵は口元を残し、全てが真っ赤になっていた!!
動揺して全身が小刻みに震えていたが、逆にその画像が私に覚悟を与えた。
どうせ死ぬのなら、私は前を向いて死にたい!!
そう――
私は正面から、自分の死を受け入れたのだ。
明日は朝本町駅で茜さんを待ち伏せしてでも、絶対に捕まえて話を聞こう!!
私は窓を閉めると、ベッドに潜り込んだ…
それからどれ位時間か過ぎたのだろうか…
大きい物音がして、私は目が覚めた。
どうやら隣りの倉庫で誰かが作業をしている様だ…
時計を見ると3時だを少し回っている。こんな時間まで倉庫の整理してるのか?
そう思いながら、私は再び眠りについた。
.



