「え…
な、何で知ってるんですか!!」

「あんた、ひょっとして当事者なのか?」


そう言うと、男性は通路にあるベンチに座った。


「私は、このスタジオのオーナーだ。

その【G】というグループは初めての自費制作CDから、ずっとこのスタジオを使っているんだ。

まあ、こちらに来て座りなさい…」


訳が分からないまま、私は言われる通りオーナーの隣りに座った。


「【G】のメンバーは、私にとって子供みたいなもんだったんだよ…

何かあれば、直ぐここに集まっていた。


そう…
絞殺されたのも、4人共このすぐ近くだ」


オーナーは肩を震わせ、涙を堪えながらも話を続けた…

「私は犯人を、どうしても捕まえたいんだ。

その為に、ケーブルテレビの取材にも協力した。

ところが、放送されるどころか番組自体が中止だと…
私は裏切られた思いで一杯で、もう誰にも協力しないと決めていたんだよ」


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