私は直ぐに、電車で本町に向かった――
スタジオGIGは、本町の路地裏にあるらしい。
余り気は進まないが、あの路地に入るしかない。
改札を抜け横断歩道を渡ると、そのまま真っ直ぐに路地に入った。
いつ来ても、何とも言えない気味の悪い通りだ。
風通しが悪く、前が霞んで見える程に空気が澱んでいる…
路地裏を奥へと歩いていた時――
カツン!!
カツン!!
カツン!!
私の横にある壁に、突然ボーガンの矢が刺さった――!!
な、なに!?
振り返ると、人影が路地から走って逃げた。
「だ、誰!!
何でこんな事するの!!」
直ぐに走って後を追い掛けたが、既に姿はどこにもなかった…
どうやら私の行動は、何者かに監視されている。
当然、この事件の関係者に違いない。
一体誰が…?
今の人影は、女性だった様な気がする…
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