こんな日々が、いつまで続くのだろう…

もう、大学に通ってる場合ではない。何とかしなければ――



翌日、私は北山市のケーブルテレビに向かった。


ケーブルテレビは、先日行った立町のオフィス街にある。


不思議と今日も、小指は痛まない…



立町駅の改札を抜け、横断歩道を渡り左に曲がる…

その少し先にあるFM局のビルに、ケーブルテレビは同居していた。


ガラス張りの光を反射する近代的なビルは、いかにも放送局といった雰囲気だった。

大きいガラスの自動ドアを抜けると、すぐ左側に受付があった。


「すいません、ケーブルテレビの事務所に行きたいんですけど…」


綺麗な受付の女性は、私を上から下まで見回すと冷淡に言った。

「アポイントはございますか?
もしなければ、お通しする事は出来ません」

「いえ、放送されたニュースについてお聞きしたいだけなんです」


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