三十路バンドギャルの憧憬邪心LOVE Grail

私はいつも俗世間でいうつまらない男を選んでしまう。

今まで付き合った男は社会性皆無の体は大人、頭脳は子供の逆コ●ン君だった。

こうして、男の中毒性にやられ、ヒモ援助を重ねてきた私は、効率のいい収入源を絶つことができず、気付けば六年も風俗をやってしまったのだった。


大人気嬢ってわけでもない。

年齢的に私は人妻店とカテゴライズされる店で働いている。

ボブカットの、お河童とも言うが、黒髪で、そんでもってちょっと童顔だから、一見、二十二か二十三に見えたりして、若妻で売りだされている。


やだねぇ、結婚もしてないのにプロフィールには幼い若妻だなんて書かれてるんだから。

最近じゃ若作りしてる感じが滲み出て逆にイタイと言われることもある。

天然モノなんですがね。