「あれ、遥ちゃん。師匠は?」
「それが、襖の前で呼びかけたけど反応なくて。もう寝ちゃったんだと思う」
「そう…残念だな。今夜は師匠が好きな筍ご飯なのに」
夕食の準備を済ませ、おじいちゃんを呼びに行ったが収穫なく帰ってきた私に、残念そうな笑顔をむける修哉さん。
白王子と黒王子といえば、修哉さんと向かい合わせでダイニングテーブルに座っている。
「まったく、まだ20時よ?おじいちゃん、最近寝るの早すぎ。これだから日も上がらない時間に目が覚めちゃうのよ」
「まぁ、特に今日は子供たちの相手も長時間やってたからね。疲れるのも当然だよ。ほら、遥ちゃんも早く座って」
早寝早起きも度が過ぎると体壊すわ、とぼやく私を上手に宥めた修哉さんは、隣の席に座るように催促する。
修哉さんに促されるまま隣に座ると、ようやく晩御飯をいただき始めた。

