「知廣は、こんなオレを許せるのか…?」
そんなの当たり前じゃん!
前の私ならなんのためらいもなく言えてたセリフ。でも、私にはそんなこと言う権利なんてない。たとえ私が許すって言ったとしてもあのことを知られてしまえば終わり。それに私がここに来た理由を忘れてはいけない。
そう、誰とも関わらないという…
「なに?引きずらなくていいとはいったけど許すとは言ってないでしょ?勘違いしないで」
ごめんね、直哉。
私はどこかで間違えたのかな?あんなことがなければ許してこれから先直哉とまた一緒に笑っていられたの…?
これからいう嘘を許してください。どうか、
「私が今から直哉を許すと思う?あの頃、私も和歌葉も苦しんだの。もしあの時真実を知っていたら違った未来が待っていたかもね。
でも、それはもう過去のお話。もう私に関わらないで。それから、和歌葉のことは忘れて。それが私からのお願い。」
直哉はこんな私と一緒にいてはいけない。直哉、ごめんね。
私、いや私たちの分まで幸せになって…


