小さい頃から体が弱かった
わたしは、中学生の運動会で

倒れた。

そして病院で医師から告げられた






「お子さんは心筋症です」






お母さんもお父さんも泣いている


わたしは何を言ってるのか
わからなかった。

お医者さんは、淡々と説明を
している。

「この心筋症は心臓を
移植するしか、方法がありません...


いしょく?
なにそれ。

お母さんは泣き崩れてしまった。

「先生。どうか娘を...娘を...
助けてください.....!!!!」


「私も最善を尽くします。
よろしくお願いします」


わたし、病気なんだ。

死ぬんだ。

移植しないと、死ぬ。

このままだと10年生きられるか
わからないと。

お医者さんは言った

中学生のわたしにそんな残酷なことを


でも、本当のことなのだ
この人は嘘をついてないことは
わかっている

でも信じられない自分がいた。