もし、8年ぶりに会った幼なじみが私のことを忘れていたら。










_______ え?




たっくんの手だと思った私が間違えだったらしく。

















「…大石くん?」














「ははーん、つまりそういうことか」



美音が私と大石くんを交互に見ながら、ニヤニヤしている。



「な、何よ」


「え?全く、これだから鈍感ちゃんはー」


「はあ?私鈍感じゃないし、何そのニヤニヤ!何か隠してるでしょー、美音!」