霊安室に運ばれたおばあちゃんと離れ、葬儀の手配などに追われた。

外出先での出来事だったから、警察が来て事情を説明したり。

悲しむ時間もない位に、やらなくてはいけない事ばかり。


お父さんは出張でいなかったし、お兄ちゃんも遠くに住んでるからすぐには来れなくて。

私は長女だから、私がしっかりしなくちゃ。

そう思って、歯を食いしばった。


現実なのに、全ての事がまるで夢のようで。

いや、いっその事、夢だったらよかったのに。


おばあちゃんはいつもの日課でもある散歩の途中、突然道端で倒れたんだと教えられた。

たまたま車で通りかかった女性が、見知らぬ私のおばあちゃんに何度も声をかけながら、救急車を呼んでくれたんだとか。

近くの家の方が毛布を貸してくれたり、色んな方がおばあちゃんに声を掛けてくれたと後から聞いた。