仕事中に鳴り響いた、妹からの着信。

こんな時間に電話をしてくるなんて、どうしたのか。

不思議に思いながら、私は電話をかけ直した。


「どうした?」


繋がった電話の向こうで、妹の慌てる声が響く。


『みーちゃん、タクシー呼んで!今すぐ、早く!』


突然の事で、全く意味がわからなくて。


「え、何…どうしたの?自分で呼べばいいじゃん、タクシー」


私は仕事中だと言うのに、一体何の電話なのか。

だけど、妹がパニックになりながら事情を説明しだした。


『おばあちゃんが散歩の途中で倒れて、救急車で運ばれたの!』

「………ぇ?」


瞬時、全身から血の気が引いたのがわかった。


『今から病院に向かうから、タクシー手配して。みーちゃんもすぐ帰ってきて!』

「…わかった、ちょっと待ってて」


私は電話を切り、タクシーを手配する。