その日は朝方まで泣き続けた


いつの間にか眠ってて、起きたら目がヒリヒリした


寝てる間も泣いてたらしい



そんな自分が馬鹿らしくて、また泣いた





「っな、んで、もう、忘れたいのに!」



こんな事言っても、忘れられないことくらい自分で分かってる


だけど、和希の行動やあの言葉がよく分からなくて、とにかく苦しかった



もう泣きたくないのに止められない


それほど和希を想ってたって思い知らされて、さらに泣いた



泣いて泣いて泣いて、何日もご飯が喉を通らなかった



ついには倒れて、病院に連れて行かれて無理やり注射された



私、注射嫌いなのに...