「じゃあ、キスしていい?」



急に甘い顔になったディラン。



ディランの唇が私の額に降りてきた。



「残りは、食事のあとね。ボク、今日はちゃんと、着替え持ってきたの」



お前は子供か、っと言いたくなって、やめた。



私、もしかして、手のひらで転がされてる?



でも、なんか、心地いいんだよね。



顔を上げると、ディランの瞳がキラキラしていた。



なんでそんなに私に懐いてるんだろ。



前世は私のペットだったとか?



有り得ないことじゃないな、っと思った。