「部屋に、入れてくれないの?」



すがるような可愛らしい瞳で、私を見るディラン。



「入れて欲しいんだ?」



「うん、早くみやを感じたい」



「一杯、愛してくれるの?」



「頑張る!」



ディランの顔が、真面目すぎて、思わず笑ってしまった。



可愛い。この男。好きだー。


思わず、ぎゅーっと抱きしめてから、部屋の鍵を開けた。