秋良が目を覚ますと、腕の中に裸身の真奈美がいた。秋良は、寝ぼけた頭でゆっくりと昨夜のことを想い出していた。真奈美の髪が、枕に広がり、秋良の身体にもかかっている。何の不快感もなかった。逆にその髪の一本一本が自分の身体の一部のような気さえしていた。
昨夜の真奈美とのセックスは、今まで自分が体験したものとまったく異質なものだった。感じたことのない熱さと寛容の中で、意識が飛びそうなほどの喜びを味わった。子供を作るためのセックスを知らぬ秋良は、初めて意味のあるセックスがあることを知った。しかし、単に子供を作るという意識だけで、そんな喜びが生まれるわけではない。彼に喜びを与えたもうひとつの訳を、その時は気付けなかった。
秋良は、真奈美の頭の下にある自分の腕を静かに抜いた。真奈美は胎児のように身を丸めて秋良に寄り添っていた。彼女の肩までかけ布団を引き上げると、秋良はじっと真奈美を見つめた。彼が過去に味わったことのないような得体の知れない感情が湧いてくる。慌ててシャワールームに飛び込んだ。
シャワーを浴びると体中がヒリヒリする。自分の身体を見ると、あちこち傷だらけだ。朝になって冷静に考えてみると、真奈美の抵抗によく命を落とさなかったものだと思う。しかし最後に自分を受け入れた理由はなんだったのだろうか。今の秋良では、答えが見つかるはずもない。とにかく、これで彼女が妊娠してくれれば、10カ月の猶予が持てる。
シャワーを浴び終えた秋良は、いつものクールな顔に戻っていた。
真奈美が目を覚ました時、すでに秋良はベッドに居なかった。まず心に飛来したのは強烈な自己嫌悪と後悔だ。なんで自分は受け入れてしまったのだろう。昨夜の自分が信じられなかった。秋良と顔を会わせたくない。あたりを伺ったが、彼の気配が部屋の何処にもないことに感謝した。彼は仕事に行ったようだ。真奈美はため息をつきながら頭を掻きまくる。こんな時は熱いシャワーが一番だ。
昨夜の真奈美とのセックスは、今まで自分が体験したものとまったく異質なものだった。感じたことのない熱さと寛容の中で、意識が飛びそうなほどの喜びを味わった。子供を作るためのセックスを知らぬ秋良は、初めて意味のあるセックスがあることを知った。しかし、単に子供を作るという意識だけで、そんな喜びが生まれるわけではない。彼に喜びを与えたもうひとつの訳を、その時は気付けなかった。
秋良は、真奈美の頭の下にある自分の腕を静かに抜いた。真奈美は胎児のように身を丸めて秋良に寄り添っていた。彼女の肩までかけ布団を引き上げると、秋良はじっと真奈美を見つめた。彼が過去に味わったことのないような得体の知れない感情が湧いてくる。慌ててシャワールームに飛び込んだ。
シャワーを浴びると体中がヒリヒリする。自分の身体を見ると、あちこち傷だらけだ。朝になって冷静に考えてみると、真奈美の抵抗によく命を落とさなかったものだと思う。しかし最後に自分を受け入れた理由はなんだったのだろうか。今の秋良では、答えが見つかるはずもない。とにかく、これで彼女が妊娠してくれれば、10カ月の猶予が持てる。
シャワーを浴び終えた秋良は、いつものクールな顔に戻っていた。
真奈美が目を覚ました時、すでに秋良はベッドに居なかった。まず心に飛来したのは強烈な自己嫌悪と後悔だ。なんで自分は受け入れてしまったのだろう。昨夜の自分が信じられなかった。秋良と顔を会わせたくない。あたりを伺ったが、彼の気配が部屋の何処にもないことに感謝した。彼は仕事に行ったようだ。真奈美はため息をつきながら頭を掻きまくる。こんな時は熱いシャワーが一番だ。



