「言ったでしょ。今となっては私たちに出来ることはないの。隠れ家で秋良を待って、戻ってきた秋良の腕の中に赤ちゃんがいるかどうか、賭けるしかないのよ。」
そう言うと秀麗はブラウスのボタンを外し、胸元を大きく開け、短いスカートをさらにたくし上げて長い脚を剥きだしにした。
「私が外の男達の気を引いている間に病室を出て、逆側の非常出口の外で待ってるのよ。わかった。」
秀麗が、ドアを開け外に出た。男達が一斉に秀麗を見る。秀麗はドアを開け放したまま男達に近づき、眼の前でわざとハンカチを落とす。膝を曲げずゆっくりとハンカチを拾う。ヒップラインが強調されて、あとわずかで下着が見えそうだ。ハンカチを拾い上げると、今度は男達を見ながらゆっくりと身体を起こす。胸の谷間が露わに男達の前にさらけ出された。これほどの美人にそんなことをされれば、どんな男でも視線と意識が吸い寄せられる。その間に真奈美は車いすを操って見事に非常口の外に逃れた。
病院のオフィスにいる秋良はすでに病院側が発行する出生証明書を手にしていた。証明書には、出産に立ち会った医師・看護師・ヘルパーの名が署名されている。しかし親と子の氏名欄は空白だ。通常ならこの証明書を顧客に渡し、自身の名を署名するとともに日本へ持ち帰って出生届を出す。出生届は国内で生まれた場合は14日以内と決められているが、海外で生まれた場合は、3カ月の期間がある。子どもと帰国するためには、出生届けとともに戸籍を取り、とった戸籍謄本をまたクアラルンプールへ持ち帰り、大使館でパスポート申請するのだ。
秋良が出生証明書を持ちながらも、オフィスでモタモタしているのは、秀麗のメールを待っているからだ。真奈美が病院を抜け出せたことが確認出来る迄、この証明書は渡せない。代議士夫人は、分娩室に姿を現さなかったものの、すでに無事に出産が終わっている事を知っており、新生児を別の病院に移す準備を始めていた。新生児を代議士夫人のもとに送り出し、この出生証明書を渡せばすべては終わる。その後夫人は、迅速に秘密を知っている者たちの処理を始めるに違いない。
そう言うと秀麗はブラウスのボタンを外し、胸元を大きく開け、短いスカートをさらにたくし上げて長い脚を剥きだしにした。
「私が外の男達の気を引いている間に病室を出て、逆側の非常出口の外で待ってるのよ。わかった。」
秀麗が、ドアを開け外に出た。男達が一斉に秀麗を見る。秀麗はドアを開け放したまま男達に近づき、眼の前でわざとハンカチを落とす。膝を曲げずゆっくりとハンカチを拾う。ヒップラインが強調されて、あとわずかで下着が見えそうだ。ハンカチを拾い上げると、今度は男達を見ながらゆっくりと身体を起こす。胸の谷間が露わに男達の前にさらけ出された。これほどの美人にそんなことをされれば、どんな男でも視線と意識が吸い寄せられる。その間に真奈美は車いすを操って見事に非常口の外に逃れた。
病院のオフィスにいる秋良はすでに病院側が発行する出生証明書を手にしていた。証明書には、出産に立ち会った医師・看護師・ヘルパーの名が署名されている。しかし親と子の氏名欄は空白だ。通常ならこの証明書を顧客に渡し、自身の名を署名するとともに日本へ持ち帰って出生届を出す。出生届は国内で生まれた場合は14日以内と決められているが、海外で生まれた場合は、3カ月の期間がある。子どもと帰国するためには、出生届けとともに戸籍を取り、とった戸籍謄本をまたクアラルンプールへ持ち帰り、大使館でパスポート申請するのだ。
秋良が出生証明書を持ちながらも、オフィスでモタモタしているのは、秀麗のメールを待っているからだ。真奈美が病院を抜け出せたことが確認出来る迄、この証明書は渡せない。代議士夫人は、分娩室に姿を現さなかったものの、すでに無事に出産が終わっている事を知っており、新生児を別の病院に移す準備を始めていた。新生児を代議士夫人のもとに送り出し、この出生証明書を渡せばすべては終わる。その後夫人は、迅速に秘密を知っている者たちの処理を始めるに違いない。



