「いってきまぁ~す」
「いってらっしゃい、野乃!」
姉が学校に行ったようだった。
私は階段を降りて、朝食をとる。
母とは何十日も目を合わせていない。
母もあきれた様子だった。
「…優芽、そんなに学校行かなかったら退学させるわよ?」
「勝手にすればいいじゃん」
私は、ただ黙々とご飯を食べる。
食べて食べて、食べれば今の気持ちも忘れられるかな…?
「勝手にってあんた、自分で決めた道あきらめるの?」
「仕方ないじゃん、お母さん私の気持ちなんてわかんないでしょ!」
ついつい怒ったような口調になる。
怒っているわけじゃない。
私は、わかってほしくもない気持ちを淡々と述べる。
もうどうだってよかったからだ。



