生きてる証——3人の証——




「…バイバイ、気が向いたら返事して…!」





「待てよ美咲っ…」


体育館から走り去っていく美咲。
俺の声にも、振り返らなかった。


苦しかった。
信司のこともあるし、でも俺自身の何かが変わってく気がした。



今まで忘れていた感情だった。



ドキドキして
苦しくて
つまんなかった世界に
ふわふわした光が差しこんでくる。


変な気分だ————————・・・


『好き』は、今俺の中で生まれちゃいけない感情だ。


信司みたいな奴と美咲がくっ付いて欲しかった。
でも、後で後悔したくない。

どうすりゃいいんだよ…?