「…ごめんね、信司に謝っといて…」
「俺が好きだっていうこと言ってねえよな…?」
いつもの美咲は、明るくて男らしい女子。
なのに今日はめっちゃ女らしい。
こんなとこ、あったか?こいつ…。
急に照れてしまう。
「言ってない、信司のことも怜央のことも考えた」
「そっか。返事は…」
「返事はしなくていいよ、だってどうせ怜央…」
どうせ怜央…?
沈黙が続く。
いつもなら沈黙にイライラする俺のはずなのに、今のこの沈黙は何故かドキドキする。
「どうせ怜央…私のこと遊び半分だって思ったでしょ」
美咲は続けて言った。
「チャラい顔が嫌いなんて、思わないで。私は凄く好きだった」
美咲の顔が赤くなっていく。
見てらんねえな…って感じで焦る俺。



