低くて…それでも優しい琉星の声。 そしてもう一度こう言った 「俺はお前に優しくしてる気はない」 そう…だよね たまたま通りかかっただけ…か 助けたのだって優しさじゃなくて 普通の人間なら 通りすがりに困ってた人がいたら助ける 当然の事なんだよね 少しでも期待してしまった自分がいた 「…はな、して…」 私は琉星の腕の中から抜けようと 琉星の胸板を強く押した。 「やだ。」 私が抵抗するのを無視し 余計に強く抱きしめてきた。