「…っ…ハァっ」



私は屋上に向かった




もうやだ



なんで今まで気づかなかったんだろう




いや気づいてはいたんだ


このメンバーの中に私がいるなんておかしいって


心愛だって可愛いし

少しクラスのメンバーの子達に

誤解されてただけで



元々嫌われるような子じゃないし




琉星と神谷くんはみんなの人気者。




少しでもこのメンバーに必要されてるとか思ってた。





あれ?




なんで私





こんな美男美女の中にいるんだろう。






友達がいない時は


1人なんかへっちゃらだった。




学校は大学に進級するために

嫌でも毎日登校してくだけだったから




友達ができて毎日が楽しいです。



そんなの私に向いてないんだよ










そして私は屋上の前まで来て

ドアノブを回す。




ガチャ…













「開かない…」