ーずっと好きでしたー
なんて、言えたら良かったのに…先輩、居るかな…?
私、高校1年生の佐々木真希は今から部活見学に行きます。
…ガラガラ…
「失礼しまー…す…」
恐る恐る音楽室をあけると、そこには大勢の人がキラキラした楽器を持って私を見ていた。
「おっ!1年来たっ!!」
「部活見学初日から来るとか、強豪校っぽいね!!」
などとざわついた。
「ようこそ!!吹奏楽部へ!今日はゆっくり見ていってね♪」
そういった彼女は部長だと言った。
周りを見ると先輩がいた。
…先輩だ!やっぱり、続けてたんだ…良かった…
先輩を見て、吹奏楽部に入る事を決めた。
「あ、あの!入部届け、貰いに来ました!!」