だって、だって、だってー!



璃久が教えてくれるんだよ?



あの! 璃久がだよ?



年下で、しかも中3に、高3が勉強を教えてもらうなんて、わけのわかんない事になってるけど。



これって何だか。



すっごくカレカノぽくない?


キャー!

全く手のつけてなかった課題で悩んでたのが嘘みたいっ!


どうしよう!

璃久の家……は神楽ん家だから行った事あるけど。


璃久の部屋って初めてなんだけどっ。


一応は課題なんだけど。

一応はカレカノだし?



ちょっとは、こう……もしかするともしかするかもしんないじゃーん!



大きな期待を胸に、
あたしの足取りはスキップしちゃうくらいに軽くなってしまった。



やばーい。
明日が楽しみ過ぎる!