「可愛ないっつってるやろ。それ以上言ったらっ……もう、えぇわ!」 今、一瞬……本間に一瞬だけ めっちゃ俺らしくない事を思ってもうた。 有り得へん。 今日の俺、絶対に変やわ。 「璃久、ごめんー!」 無言で歩き続ける俺の後ろから ずっと飛んでくる声。 調子に乗った梢が悪いと思うから 無視してんもあるんやけど。 さっき、俺自身が思ったことの方が、俺には重大な事で。 いやいや、有り得へん。 一種の迷いや。 うん、絶対そうや。 俺らしくもない自問自答。 だって、俺…… 何を言おうとしとってん!