【完】すき、好き、大スキ。




深い深い深呼吸を繰り返し。

瞑っていた目を開けるも、
また閉じて、深呼吸の繰り返し。



重い階段をのぼりきったあたしに待ち受けるのは、とてつもなく大きな扉。



って、ただのドア。

ただし、璃久の部屋のドア。


大人しくするって、ついさっき決めたよ。

課題の事だけ考えよう、そう決めた。


けど、その大人しくする為の課題の一部はこの部屋の中にあるんだもん。

取りに行かなきゃ駄目なんだもん。


ただドアをノックすれば、
いくら怒ってる璃久でも課題とならば簡単に渡してくれると思う。


そんなのはわかってる。


だけど、その時に。


本当にそれだけだったら?

あたしの目を見てくれなかったら?

何も言ってくれなかったら?


あたし立ち直れるかな。

さっきの事だけで泣きそうなのに、ここでトドメを刺されたら相当ヤバイよ。