「はぁー」
お馴染み璃久の溜息が零れる。
いい加減慣れてもいい頃だとは思うけど、慣れるはずもなく。
あたしは、その溜息ひとつで凹んでしまう。
でも、それってさ。
璃久を待たずに家で課題をしろって事でしょう?
それじゃあ、璃久に会えないじゃん。
課題をしている間も璃久の事ばっか考えちゃって、全然進まないと思うし。
「あたしが出来るわけないじゃん」
そう真っ直ぐに見つめて言うと
「……それもそうか」
納得したかのように、うんうんと頷いた。
「だから、お前教えてくれって言うたんやもんなぁ」
あれ?
何か変な方に解釈されてるみたいなんだけど……ま、いっか。
だってコレって、あたしの心配してくれたって事、なんだよね?

