純情男子に好かれました。



ガラガラッ…


2人一緒に教室のドアを開け、中に入る。


1限目、英語の授業中だったみたいで、
気の弱めなおじさん先生が板書している。

私達に気づき、クラスは静かになる。


「美紗ぁ~。遅いよぉ、
ヒマだったんだからねぇ~」

最初に言葉を発したのは夢花。

ドアから席が遠いにも関わらず、
大声で話す。

「ごめんごめん!笑」

授業中に暇なのもおかしいと思いつつ、
笑ってごまかす。


「おい陸~!おっせーぞ!
イチャイチャしすぎだリア充! 」


ドッ…とクラスに笑いがおきる。

陸の前の席、宮原 拓也 ( ミヤハラ タクヤ ) だ。

明るく、陸と同じサッカー部で人気者。


「ほっ…ほら、早く席に座りなさい。」

おじさん先生の一声で、
私達は席へと座る。