青の、果実。


幡山くんは一限が過ぎても、
二限が過ぎても学校には来なかった。





お昼休みになって
わたしはいつも通りレイナちゃん達と
お弁当を広げる。





「今日、幡山くん来てないよね〜?」



「ね!風邪でも引いたのかな?」



「あ〜うちらの癒しが〜何か寂しい。」



と、レイナちゃんに続いて
美羽ちゃん、奈子ちゃんが呟いた。




本当に幡山くん、どうしたんだろう。
熱出ちゃったのかな。


メール入れてみようかな。

でも、そんな事したら迷惑じゃないかな…。




そんな事をお弁当のウインナーを
食べながら考えていると
レイナちゃんが口を開いた。




「あ!ねぇねぇ専門のパンフ届いた?!」