青の、果実。


「そうだったら、なんなわけ?」






わたしは少しキツめに光太郎にあたった。




「いや、そうなら気を付けろよな。
ただ、それだけ。」





それだけ言うと光太郎は
机に顔を伏せて寝てしまった。



あれ?
怒られるかと思ったのに。

想像していた言葉とはやけに正反対で
ついわたしは何も言い返せなくなった。





そんなに言うなら
勝手に一人で学校行ったりするなっつうの…。