「無理してそいつらと一緒にいること無いんだよ。
本気で言える相手、笑える相手探せよ。
幼馴染みでもいいしさ、
まぁ俺でもいいし。」
そう幡山くんが笑うから
ほっと心が暖かくなるのがわかった。
「ねぇ幡山くん、笑っていた方がいいよ。
今日初めて見たけど、とっても似合う！」
「それ、ばぁちゃんにも言われた。」
照れたように笑う幡山くんは
いつものクールな表情とは違って可愛かった。
幡山くんと自然と話せる様になって
わたしも幡山くんのことが知りたくなっていた。
そう言えば美羽ちゃんが言ってたなニ年も付き合っている彼女がいるって。
「幡山くん、遠距離恋愛なんだよね？
ニ年付き合ってる彼女がいるって聞いたんだけど。」
その質問をすると一気に幡山くんの顔が真剣になった。
