「幡山~、お前また平均以下だぞ。 高校進学する気あんのか。」 担任は持っていたバインダーを どかっと、俺の頭に乗せる。 「ははっ、すいませ~ん。」 返却されたテストの点数は55点と大きく 赤で記される。 はっ、これで平均以下かよ...。 勉強は苦手なわけではないが、得意でもない。 受験シーズン真っただ中になると テストの平均点が上がってしまう。 「サッカー推薦で行きたい高校に行けたのも お前の努力だと思うが このまんまじゃ学力の方で苦労するぞ~。」