青の、果実。


「わたし、大学に行こうと思うの。
専門学校じゃなくて。」





その言葉を発した瞬間、
四人の中で沈黙が生まれた。



あ、れ…
わたし変な事言ってしまったかな。





「大学?マコが?」



「う、うん。大学に行きたいなって思ったの。」


レイナちゃんは下を俯いて
お弁当にフォークを刺していた。



「大学って勉強するんだよ?
マコ大丈夫なの?
それに上京とかもするんでしょ?」




うん、頑張りたいと思うんだ。


って、わたしが伝えたら
三人は目を合わせた。






「いいじゃん!
頑張りなよマコ〜!」




そう言って沈黙を破ったのは
レイナちゃんだった。