「ひとりがいいとは言いつつ、
いろんな女の子と付き合っていたよ。
高山くんと付き合っていたころは
本当に穏やかで
やっと一緒にいれる人を見付けれたのかと
安心したんだが……」
『……すいません』
「あぁ!ごめん!
責めているわけじゃないんだ。
残念なのは残念だけど……
お互いにしかわからないことも
あるだろうし」
『ひとりがいいのは、
わたしの方なんです……』
「え?」
こんなこと、
課長相手に話すことじゃないけど……
でも、わたしとのことを話していたなら
荻野さんにとって
信頼出来る人なんだろうな思って
話すことにした。
『荻野さんは、
家族が欲しいと言っていました。
ひとりでいいなんて
本心から言ってるとは思えません。』
ひとりがいいと言ったのは、わたし。
荻野さんをひとりにしたのも……
*

