「高山くん、ちょっといいかな」

『え?あ、はい』

「ごめんね、急に」

『いえ……』

「えーっとね、ちょっと荻野ところに
行ってやって欲しいんだ。
余計なお世話かもしれないけど
ひとりにしておくのは嫌でね……」

『なんで、わたしが……?』

「話せば長くなるから飛ばすけど
颯大とは知り合いなんだ。
で、君とのことも知ってる。」

『……えっ!?』


うそ!知ってる人がいたの!?

とゆうか、課長と荻野さんが知り合い?
頭がこんがらがったが
今はそれどころではなかった。


「頼む、少しだけ颯大のそばに
いてやってくれないか?」

『あ……はい』

「よかった、ありがとう。
颯大は、応接室Aにいるから。
もし話が出来なさそうな感じだったら
そのままにしてていいから
様子だけでも見てきてくれる?」

『わかりました』


課長との話を終えて、
荻野さんがいる応接室Aへ向かった。