連絡先を交換した日の夕方。

業務が終わったわたしが
タイムカードを押しに行くと
荻野さんは、まだパソコンに向かっていた。


『お疲れ様です。まだ仕事ですか?』

「もうすぐ終わる。
高山は終わりか?気を付けて帰れよ」

『あ、はい。
じゃあ……お先に失礼します。
お疲れ様です』

「おう、お疲れさん。」


そう言って、職場を後にした。

一人暮らしのわたしは、
帰ってご飯を食べるのが面倒で、
家の近くにあるケン●ッキーに寄った。