『何も変わらないかも しれませんよ?』 「そのときは、もっとがんばる」 『めんどくさい性格だって 知ってますよね?』 「知ってる。 それも、ぜんぶ受け止めるから」 こんなに思ってくれるなら…… もしかしたら…… そう思ってしまった。 『よろしく……お願いします』 こうしてわたしは 荻野さんと付き合うことになった。 *